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n° 629 : 2008/4/1
Mon corps
ツ〜ン。あっ、きたきたこの匂い。
 汗ともタバコとも違う香りが、メトロの中で、今は禁煙となったレストラン内で、ツ〜ン…と匂う。体臭だ!
 日本人の多くは、その臭いはフランス人があまりお風呂に入らないから、と思っているが、本当のところ、大部分のフランス人は毎日シャワーを浴び、一日2回の人もいる。では原因は? 答えは、け・あ・な。白人や黒人は、毛穴につながる、体臭の主因ともいえるアポクリン汗腺が多いこともある。それに加えて、フランス人は、日本人のように手ぬぐいやヘチマでゴシゴシ肌をこすって洗う習慣がなく、ボディソープでの洗い流しが一般的で、毛穴の奥の殺菌がされないからだ。特に洗いにくい肩甲骨や背中中央は、臭いの発生源。毛がシャングル並みの脇の下なんてむんむん! フランス人男性も、脇の下の臭い防止にデオドランドを愛用している人は数多いのだが…。
 では、体臭って、変えたり弱くしたりできるのだろうか? 日本人で体臭の強い人は、食生活に気をつけ、風呂上がりの毛穴が開いた状態の時に、毎回、決まった同じ香りの香水を使い続けたりという努力をする。それに引き換え、フランス人は、食べたいものを食べ、飲みたいものを飲んで人生を楽しむことをあきらめない。「アルコールが自分の香水」といわんばかり、毛穴からアルコール臭さを発散している人だっている。だからこそ彼らにとって、香水は大切な毛穴のパートナーになるわけだ。
 身体のある箇所にパルファンをつければ、香りの持続がより長くなるという、18世紀からの秘法がある! それは、大腿部上部の内側。もともとは、お手洗いのない時代、消臭をねらって考えだされた方法で、ヴェルサイユ宮殿内では当たり前のように男女共に用いられていた手法とか。さすが、こんな昔から、フランスは香水大国だったのだ!(有)
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