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n°629 : 2008/4/1
Vie de couple
Gérard Paul (62) / Carla Paul (54) —20年目
「出会いはバスの中…40歳になっての恋だった」
パリ南西部、イッシー・レ・ムリノー市に住むカルラさんとジェラールさんは、結婚20周年をむかえる。20年近く海軍に勤め、7年前に退職したジェラールさんと、ジャカルタ出身で1982年に渡仏以来、インドネシア大使館で働くカルラさん。出会いは1986年の4月、チュイルリー公園をさしかかった72番のバスの中。ジェラールさんの一目ぼれによる猛烈アタック。「40歳の春、遅れてやってきた恋だった」。一年の3分の2は海上生活で、一カ所に定住することがない船乗り時代は、旅先で期間限定の恋はしたけれど、じっくりと付き合ったことはなかった。一方、カルラさんには結婚を誓った相手がいた。海外出張続きで、「いつもそばにいてくれる人のほうがいいんじゃないか」と思い始めていたころだった。来る日も来る日も72番のバスで、偶然の出会いが続く。「どこへ行ってもジェラールがついて来るような気がしたの」と、当時をふりかえるカルラさん。そんなある日、ジェラールさんがふいに姿を消してしまう。「あ、この人だったのかも?」と頭をよぎった。ジェラールさんのもとを訪れ、重い病気にかかっていたことを知る。気がつけば台所に立ち、看病に明け暮れていた。「すべてのタイミングが重なったのね。ちっともタイプじゃなかったけど、なぜか話していて通じるし、考えていることが不思議と同じだと分かってきた。長年、まったく別の人生を歩んできたのに、これは面白かったわ」。2年の交際期間を経て結婚。以来、二人暮らしを続けている。もちろんケンカは日常茶飯事のことだ。2〜3日は石のように黙りこくってしまうカルラさんに対して、一晩でけろっと忘れてしまうジェラールさん。
ところで、フランスでは財布の紐を握るのは夫のケースが多いが、この家ではカルラさんの役目だ。「彼は子供のようなところがあって、まるで経済観念がなってないの。借金問題で何度か愛想をつかしそうになったことがあるわ(笑)」。「でも、きちんと非を認めるのが僕のいいところだよ」(咲)
これから相手に期待したいことは?
「健康でずっと幸せであってほしい」(ジェラール)
「もっと自分の行動に責任をもって!」(カルラ)
前回のバカンスは?
「昨年5月の1週間のプロヴァンス旅行。レ・ボー・ド・プロヴァンス山頂から眺める壮大な景色に感動」(カ)
夢のバカンスは?
「僕はバリ島のトリコ。再びあの空気を味わいたい」(ジ)
「いろいろあるけれど、予算が許してくれないの」(カ)
最近二人で見た映画は?
「ええと、『Juno』かな」(ジ)
二人のお気に入りのレストランは?
「13区、チャイナタウンのカンボジア料理店Melinda」
カップルとしての満足度を5つ星でいうと?
★★★★(ジェラール)/ ★★★(カルラ)
20年前、ジェラールさんがカルラさんにはじめて贈ったバラ。
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