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Chez Fung — パリでは珍しいマレーシア料理を試してみた。
 創業18年の店を切り盛りしているのは、両親の後を引き継いだ娘のレジーヌさん。私たちが訪れた時も他はすべて男性客だったし、彼女の笑顔みたさに通っている男性客も多いはずと思わせる、やさしい語り口がチャーミングなアジアンビューティだ。
 前菜+メイン+デザート14.9€のランチから、メニューに赤字で記されているピリ辛春雨サラダと、野菜の揚げ物〈pakoras〉を前菜に、鶏肉のサテーと牛肉のバナナの葉包み〈otak-otak〉をメインに、デザートには、ココナツムースとココナツ入りのマレー風クレープ〈kuih ketayap〉を頼んでみた。
 いわゆる中華風サラダにも似た春雨サラダは、ストレートな辛さが特徴。結構辛いので、覚悟して挑みたい。野菜の天ぷらを想像していたパコラは、まさにかき揚げ。かりっと芳ばしく揚げられ、見た目は限りなくかき揚げなのだが、トンカツソース風のソース付きでやっぱり異国の味がするのが面白い。
 マレー料理が初めてという友人のためにとったマレーシアの国民食ともいえるサテーは、マリネした鶏肉を炭火で焼いて、ピーナツソースが添えてある。ワタシ的には、もう少しピーナツが主張してほしいなという感じ。より気に入ったのは、牛肉のバナナの葉包み〈オタオタ〉だ。レモングラスやココナツミルクなど香辛料やハーブがたっぷり入った牛肉のミンチは、味わい深く、食が進む。
 ココナツムースは、アワアワの部分とゼリー状の部分と2層に分かれているため、スプーンをつっこんで、両方を一辺に味わって下さいとのレジーヌさんからのアドバイス。シンプルだけど、香辛料を多用する料理のしめくくりにちょうどいい。マレー風クレープのほうは、これまた意外なくらいに甘さが控えめで、ココナツの味を重視した素朴な味わい。牛肉をココナツミルクで煮込んだレンダンビーフやナシゴレンなど、他の料理も試したい。(里)

"Otak-Otak" Bœuf grillé en feuille de bananier


32 rue Frémicourt 15e 01.4567.3699
M。 Cambronne 日休。
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