F R O M A G E ●Bleu d'Auvergne
ブルーチーズというと、フランス南部ルエルグ地方で作られているロックフォールがあまりにも名高いが、そのすぐ北に位置するオーヴェルニュ地方でも、その名高いロックフォールを真似て、すでにこの欄で取り上げたフルム・ダンベールをはじめ、ブルー・ドーヴェルニュ、フルム・ドーリヤック、ブルー・ド・ラクイーユなどさまざまなブルーチーズが作られている。ロックフォールは羊乳製だが、オーヴェルニュ産のブルーチーズは牛乳製だ。
ブルー・ドーヴェルニュは、ブルーチーズとしては値段も安めで、スーパーでも手に入る。やはり農家産fermierがうまい。直径20センチ、高さ10センチほどの大きさで、アルミホイルに覆われている。切り口を見て、青カビが平均に行きわたり、表面にツヤがあるものを選びたい。むっちりとした身をかみしめると、ブルーチーズならではの独特の風味が口の中に広がる。塩味もほどほどでうまい。サラダのドレッシングに混ぜ入れてもおいしいものだ。
ワインはこくのある赤、たとえば同地方のコット・ドーヴェルニュはどうだろう。(真)