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こだわりの 香りのベールに 包まれたい 
 以前香水専門店に入ったときの出来事。香水を試そうと手首にシュッとかけていると、店員さんが「違うわ、香水はこうつけるものよ」と、空中にアーチを描くように吹きかけてそこをくぐるような動作をしたので、とても驚いたことがある。それを見たときから香水は「着るもの」のように思えた。香水は見えないベールなの? 香りもファッションの一部といえるのだろうか。
 マレ地区の香水専門店で働くリュディヴィンヌさんに正しい香水のつけ方をたずねると、「ほのかな香りを持続させたかったら空中に吹きかけた香水をくぐるのが効果的だし、強い香りが好きなら肌に直接つけることをおススメするわ」と親切に教えてくれた。香水を買いにきたメガネの会社を経営するマニュさんは、香水との出会いを語ってくれた。「15歳くらいから香水はつけているわ。香りを体につけることは身だしなみのひとつとして、そして人が自分らしく生きていく上でとても大切なことだと思うの」。新作の香水は必ず試すという彼女は「パチョリの香りが好きだけど、それだけでは香りが強すぎるのでローズと混ぜた時の香りが一番好きだわ。さりげなく香る程度につけるのがいいわ」。好きな香りでも自分の肌に触れたときの香りがあまり好きでないものもあるという。
 「愛する人の好みに合った香水をつける人もいるけど、私は自分が好きで自分らしさを引き立てる香りしかつけないの。これからも好きな洋服、好きな香水にこだわりつづけたい」(穂)
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