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特集:ヴェリブの登場でパリの生活が変わってきている。

7月15日にパリ市がスタートさせた〈Vélib' ヴェリブ〉という市内の自転車レンタルシステムは、予想以上の人気で、ドラノエ市長の株も大いに上がっている。一日のレンタル件数は6万から8万。9月16日のよく晴れた日曜日は13万4000に達した! 登録者数も9月末までに10万人を超えた。今のところ、ヴェリブの自転車総数は1万600台、パーキングは915カ所だが、年末にはそれぞれ2万600台、1451カ所になる。
どんな風にヴェリブを利用するのかのノウハウだけでなく、通勤に使う人、ショッピングに使う人、パリ観光で乗り回す人など、利用目的もさまざまだが、そんな人たちに、使い勝手や問題点などもたずねてみた。また、セーヌ川を行き来しながら、故障した自転車を回収して、修理しているペニッシュも訪問。
ヴェリブの登場で、パリの住民や観光客の市内移動に大きな変化がおとずれているのは確実だ。(真)

特集目次
ヴェリブで通勤したくて引っ越した! / セーヌ川に浮かぶヴェリブの修理工場を見学に。/
自転車専用レーンの現状

パリ観光にもヴェリブが活躍する。/ 通勤時間が半分に短縮された。/
寒くなって、「ヴェリブ難民」が溢れないといいけれど…。

ヴェリブを利用するためには…


●登録&使用法
ヴェリブのホームページ(www.velib.paris.fr)上の、または地下鉄やパン屋などにも配付されている申し込み用紙に必要事項を記入し、郵送する。小切手で支払う場合は小切手も同封。ふつう2週間以内に自宅に年間パスが送られてくる。それから45日以内にホームページ上に戻り自分のcompte(専用口座)をactiver(開く)にする。あとはパーキングにある情報案内端末機の案内に従いパスを読み込ませ、自転車の施錠をオフにする。どこのパーキングでも乗り降りは可能だ。
●料金
年間パスは29€。他に1週間パス(5€)、1日パス(1€)もある。短期利用者は、クレジットカードの使用で直接情報案内端末機から申し込める。使用は30分まで無料。30分以内で乗り継げば何回乗っても無料だが、続けての使用は前の自転車を返却してから5分間待たねばならない。また初回申し込み時に保証金150€が必要だが、何ごともなければもちろん引き落としはされない。
●盗難&事故
盗難にあったら、24時間以内にヴェリブの情報センターに電話連絡し(01.3079.7930)、48時間以内に警察に届け出る。事故にあった時も同センターに速やかに報告。
●駐輪場所が見つからない時は?
1/情報案内端末機に登録番号を読み込ませ30分以内に確かに自転車を戻しにきたことを証明できれば、無料で別のパーキングに移動するための15分がもらえる。ただし機械の故障などでそれができなければ…
2/ヴェリブの情報センターに電話。それでも電話がつながらなければ…
3/遠距離のパーキングまで場所を求めてさまよう。そして時間をおいて再び情報センターに電話。日を変えれば電話はいつかはつながる。ただしこちらに非がなくても、実際はこの後に超過料金1ユーロが課されることも。「超過をある程度見越して常に5€くらいは自分のヴェリブ専用口座に入金しておくのがよい」とはヴェリブオペレーター側の主張。ちょっと釈然としないのだが…。(瑞)

文・写真:林瑞絵/田中美紀/Postics/趙淑仙/佐藤真
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