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フィヨン内閣の移民規制法修正案に含まれている、移民が家族呼び寄せビザを申請する際にDNAテスト導入するという一条は、司法機関による許可が必要、費用は国が負担などと緩和されたが、この法案に反対する署名運動が盛り上っている。
「私は署名運動には参加しないことにしているが、このDNAテスト導入反対にはすすんで署名したい。このDNAテスト導入という修正案は、家族関係という人間関係で一番貴重なことを、生物学的、遺伝学的なことだけに限定してしまうからだ。現実的に、生みの親でない家族の輪の中で、たくさんの子供たちが幸せに生きている…」
中道派のリーダー、フランソワ・バイルー議員。
「私自身が混血から生まれたということもあるけれど、署名せずにはいられない。人が抱いている不安とか恐怖を法律化することはできない。こうしたある意味では人種による浄化を目指すことは、信じたくもない」
俳優イザベル・アジャーニ。
「家族についての考え方が進歩したと思っていたので、この法案にはとてもショックを受けた。養子はどうなるのか。同性愛者による養子も認めるべきだ、と思っている私にとって、家族は生まれつきのものではない」
小説家マリ・ダリュセック。
「現在、家族は複合家族のように新しい形が生まれている。サルコジ大統領がDNAテスト導入にこだわるというのなら、まず自分自身の家族にあてはめるべきだ」
俳優シャルル・ベルラン。

パリ市庁舎前の大スクリーンで中継に見入っていた
ファンたちも、勝利と共に狂喜の大歓声!

10月6日、英国のカーディフで行われた第6回ラグビーW杯準々決勝で、フランスは優勝候補のニュージーランドと対戦。予想を完全にくつがえして、フランスチームが20-18で逃げ切り、準決勝に進出した。13日に、英国チームと決勝進出を競う。


●小学校、来年度から週4日制に
 2008年9月から全国の公立小学校が週4日制になる。土曜日午前の授業が廃止され、すでに土曜日の朝の授業を水曜日に振り替えている小学校では水曜日午前の授業がなくなる。また、土曜日午前に授業のある公立中学校では、2009年から授業が水曜日午前に移動される。一部の地方ではすでに週4日制が導入されていたが、土曜日の朝の授業廃止は世論調査によると77%の親が賛成。教員組合は授業時間の短縮は教員削減のためとして改革に懐疑的だ。
●公務員制度の改革に政府着手
 フィヨン首相は10月1日、公務員制度の改革にむけて労組などとの協議を開始した。制度改革はサルコジ大統領の公約で、公務員数の削減に加え、異動を容易にするための公務員資格見直しなどを目指している。協議は来年4月まで重ねられ、労使、公共サービスの利用者、専門家などの公聴会も開かれる。2008年度予算で予定されている23000の公務員ポスト削減、今年の賃上げ凍結に追い討ちをかけるこの改革に労組は対決姿勢を強めており、11月半ばに大規模な抗議行動を行う。
●EADSの株売却問題が再燃
 欧州航空防衛宇宙大手EADSのストックオプションなど株式を株価暴落前にEADS幹部らが大量に売却して高利益を得ていた問題で、10月3日付フィガロ紙は、金融市場監視局(AMF)がこれを集団金融違反とみなし、国がそれを知っていたとの調査メモをパリ検察局に渡したと暴露した。エアバスA380の製造遅延による株価下落を見越して売却した主な人物は、仏側のノエル・フォルジュアール社長(当時)ら仏独の幹部、大株主(ラガルデール、ダイムラー・クライスラー)ら21人。ラガルデールが手放した株を国営金融機関である預金供託金庫が買い受け、これまでに2億ユーロもの損失を計上していることで、この買い受けに政府が関与していたかどうかも問題視されており、両院の財務調査委員会が5日から関係者への聴取を開始。
●移民規制法修正案、上院でも可決
 上院は10月4日、家族呼び寄せビザ申請の際のDNAテスト導入が議論を呼んでいる移民規制法修正案を可決した。倫理諮問委員会は同日、「外国人のみを対象とする生物学上の身元確認はフランスの法の精神に反する」との判断を下した。DNAテスト導入に関する条項は、いったん上院法制委員会で削除されたが、政府の意向を受け修正した形で再度導入され、上院での審議にかけられた。法案は23日に両院合同の採決によって最終的に成立する見込みだ。修正案ではDNAテスト実施の決定には司法機関による許可が必要で、費用は国が負担。
●オルセー美術館のモネの絵、裂かれる
 パリのオルセー美術館に展示されていたクロード・モネの風景画〈アルジャントイユの橋〉が10月6日夜中に侵入した5人組に約10センチにわたって裂かれた。男性一人が8日に自首し、あとの4人の若者(うち女性1人)もイヴリーヌ県で逮捕された。5人は美術館に侵入し、絵に拳固の一撃を加えたとみられている。専門家の鑑定によると、絵画は修復可能でほとんど跡は残らないという。
●ノーベル物理学賞にフランスのフェルト氏
 スウェーデン王立科学アカデミーは10月9日、ノーベル物理学賞をフランスのアルベール・フェルト氏(69)と、ドイツのペーター・グリュンベルク氏の両氏に贈ると発表した。授賞理由は、巨大磁気抵抗効果(GMR)の発見。GMRは、ハードディスクの記憶容量を大幅に増大させることを可能にし、ハードディスクの小型化に大きく貢献した。フェルト氏はオルセーのパリ・シュド大学に所属し、CNRS(国立科学研究センター)/ターレスの物理部門部長。賞金109万ユーロは2人で分けられる。
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