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ギャラリー感覚で訪れよう。 |
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| 世界最古の公共競売所ドルオーについては、515号のモード欄で、消費者側から見た競売ルポを紹介したが、今回は競売の基礎を専門家から学べる一日講座に参加。 参加者は20名ほど。案内役のフレデリックさんは開口一番、「ドルオーはプロしか入れないと思われているがそれは嘘。ギャラリー感覚で誰でも入れる」と訴えた。それから競売の定義や厳しい競売吏の資格などについて、明快な説明を加えていく。そして説明途中で、受講者に「競売の世界で〈3D〉とは?」と質問を投げかける。何だろう?「Deces(死亡)、Divorce(離婚)、Dette(借金)。この3Dが競売用の品の出所になることが多い」。あまりに不吉な〈3D〉に思わず苦笑。その後は、受講者がロールプレイング形式で競売を疑似体験する。受講者のオジさんが競売吏役となり得意顔だ。査定の値段は600ユーロでも、300ユーロからスタートする。「誰でも一度は挙手できるように慣習となってる」とか。意外に一見さん的客に心が広いドルオーなのだ。 次に実際の会場に足を運ぶ。まず競売にかけられる商品が陳列される部屋へ。屋根裏部屋で長年人知れず眠っていたような品々は、突然人前にさらされて戸惑っているようにみえる。そんななか、「120」と番号が付いたアンティーク戸棚を発見。「安いですね」と隣の人に話しかけると、「値段じゃない、リストの番号」と失笑される。スタッフにこの番号を伝えれば、査定値段を教えてくれる仕組みだ。値段に納得がいけば、翌日14時から同じ部屋で競売が行われるのでまた来ればいい。「カタログ未掲載商品をまめにチェックすると掘り出し物に出会う。狙いめは火〜木曜の競売。土曜はやや観光客向け」フレデリックさんが購入のコツをこっそり教えてくれた。 いよいよ競売現場へ。日用品や家具がテンポよく競売にかけられる。だが途中、趣味の悪い花柄ランプがあり、誰も手をあげない。すると競売吏がすかさず、「誰もいないの?安いでしょうが。30ユーロくらい大したことない!」と言い放つ。一瞬、東京のアメ横商店街にいるような気がした。(瑞) |
競売にかけられる品々に目を凝らす人たち。 photo: drouot-presse競売が始まった。 ●Drouot Formation 競売の歴史について学べる一日講座は40ユーロ。他にも様々なアートに関する講座を用意。 予約 01.4246.7694 ●競売会場 Drouot 9 rue drouot 9e 月〜土11h〜18h。見学無料。 |
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競売にかけられる品々に目を凝らす人たち。
photo: drouot-presse