UMPのサルコジ大統領候補は、大統領に選ばれたら、"ministere de l'immigration et de l'identite nationale(移民および国のアイデンティティ担当省)" を設けると公約した。 "identite nationale" という表現は、移民ゼロを目指す極右がその理論の拠り所として多用するもので、サルコジ候補の公約は極右への色目、と左派からだけでなく右派からも批判の声が上がっている。ブルターニュ、コルシカ、(オック語を話す)南仏の人たちが独自の文化や言語を誇りに思い、宗教に関してもカトリックからイスラームに改宗する人が増えているフランスに、先天的ともいえるアイデンティティ(同一性)は存在するのだろうか? これからも 論議が続きそうだ。(真)