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Marc ー 手抜きなしの丁寧な料理が素晴らしい脱帽フレンチ。
 15区の静かな通りに、じつは、とっておきのレストランがあると聞いてさっそく連れと参上。
 メニューは昼も夜も同じで前菜またはデザート+メインの2皿が19€、3皿でも24€と気軽に試せそう。連れは〈アボカドのフェロス〉と〈ウサギのロースト ウイキョウ添え〉を、私は〈ジロール茸のポワレ(追加1€)〉と、〈豚フィレ肉のくん製風味〉を注文。ワインは飲んべえの連れの要望に応えて、50cl瓶のChateau d'Hugue というヴォークリューズの赤(12€)にした。
 注文を終えると予期せず、アミューズが登場。トマトとナスの軽いムースだ。すでにささやかな贅沢は始まっている。前菜のジロールは、オーソドックスなニンニクとパセリ風味のソテーなのだが、自分で調理したのとは明らかに何かが違うおいしさ。フェロスとは、もともとはアンティーユのアボカドのペースト料理のこと。ただしここのはシェフのマルクさん特製。マニョック粉や唐辛子を使わず、タラの代わりにサーモンを使い、新鮮さが際だっている。
 メインの豚のローストは、くん製風味が素晴らしく、食欲をそそる絶品 ! シェフ自らが軽くいぶしているそうだ。添えられた、揚げジャガイモも自然な甘みがあり、ホクホクとパリパリ感が混然一体となってため息もの。ウサギのローストは、パリッとした焼き加減が抜群だ。ジブロット仕立てとあるので、いったん白ワインと野菜とで調理したうえでのローストだろうから手が込んでいる。
 デザートは桃とイチジクのロースト。熱々かと思いきや、ザラメ状の焼けた砂糖の舌触りが心地よく、冷たくておいしい。オープンして1年ほど。シェフ自らが仕入れているというワインもおいしいし、季節や仕入れ次第で徐々に変わってゆくという料理も素晴らしいのひと言。有名になってしまう前に急ぐべし。(里)
Filet mignon de porc legerment fume



11 rue Eugene Gibez 15e 01.4828.2767
M。 Convention 土昼・日・月昼休。
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