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パリのキャンパスライフ。
ソルボンヌでは、
中世にも何カ月も続く大規模なストライキがあった。
 「ソルボンヌ La Sorbonne」という名称は、日本ではパリの大学の代名詞のように使われている。もともとは、1150年に創られたパリ大学 Universite de Parisを、1253年にロベール・ド・ソルボン(Robert de Sorbon/ 1201-1274)が、貧しい学生に神学を教える学校としてLa Sorbonneに改めたことに由来している。
 ちなみに中世にも大規模な大学のストライキがあった。主な理由は大学側と生徒たちが一体となり、大学に課せられる国税の免除を訴えるためで、1443年には3カ月間、1444年から1445年にかけて6カ月間はストライキ状態だった。
 ヨーロッパで最も古い大学の一つであるLa Sorbonneは、フランス全土に広がった1968年の5月革命(mai 68)の後、1971年に13の大学に細分化されたが、その際に「ソルボンヌ」の名称を受け継いた大学が3校ある。パリ第1は「パンテオン・ソルボンヌ」、パリ第3は「ソルボンヌ・ヌーヴェル」、パリ第4は「パリ・ソルボンヌ」。また、パリ第5である「レネ・デカルト」もLa Sorbonneの分校といわれ、この4校の本部は5区のrue des Ecolesに面する校舎内にある。
 校舎は一般に公開されていたが、2001年9月11日のアメリカでの同時多発テロ事件以降、アクセスはソルボンヌの学生に限られている。
 まだ記憶に新しいが、2006年3月8日から11日にかけて、校舎はCPE(初雇用契約)に反対する学生たちに占拠された。
 ソルボンヌで学んだといわれている著名人は数限りないが、主な人を挙げてみると、ジョルジュ・バタイユ(作家)、マリー&ピエール・キュリー(物理学者)、シモーヌ・ド・ボーヴォワール(作家)、ジャン=ポール・サルトル(作家)、ジョン・ターナー(元カナダ首相)、クロード・レヴィ=ストロース(文化人類学者)、ジャン=リュック・ゴダール(映画監督)、ピエール・ド・クーベルタン(近代オリンピック創立者)、ローマ法王ベネディクト16世…。
学食を利用してみよう。

パリには大学が運営する学生食堂restaurants universitairesが16あり、誰でも利用できる。前菜+メイン+チーズまたはデザートで、フランスの学生証を提示すると2.75ユーロ(国際学生証の場合は4.95ユーロ)。一般の人も6.5ユーロで利用できる。
www.crous-paris.fr/


●パリ市内にある主な学食

- Bullier : 39 av.Georges Bernanos 5e 無休(祝日を除く)11h30-14h00/18h15-20h M。Port-Royal
- Censier : 31 rue Geoffroy-Saint-Hilaire 5e
月-金11h00-14h30 M。Censier-Daubenton
- Assas : 92 rue d'Assas 6e
月-金 11h15-14h30 M。Notre-Dame-des-Champs
- Citeaux : 45 bd Diderot 12e
月-金11h30-14h/18h30-20h M。Gare de Lyon
- Dauphine : 2 bd Lannes 16e
月-金11h20-14h15/18h15-19h45 M。Porte Dauphine
- Mabillon : 3 rue Mabillon 6e
月-金 11h30-14h/18h-20h M。Mabillon
- Necker : 156 rue de Vaugirard 15e
月-金11h30-14h M。Falguiere
- Rabelais : 2 av.de la Porte de Clignancourt 18e
月-金 11h-14h M。Porte de Clignancourt
- Tolbiac : 17 rue de Tolbiac 13e
月-金 11h-14h M。Bibliotheque Francois Mitterrand

パンテオン・ソルボンヌ大学
人文科学部歴史学科ベルトラン学科長

 わが大学の学生たちはみんなとてもまじめで勉強熱心です。学生たちからは学ぶことがたくさんありますが、特にフランスの将来について真剣に考えていることには感心します。こういった学生の姿勢を観察していると、学生たちは社会の象徴ともいえるのではないでしょうか。



パリ大学・人文科学部の近代的な校舎。



学生街の映画館
Le Racine Odeon
6 rue de l'Ecole de
Medecine 6e

LMDってな〜に?

 一部の大学を除いて、フランスで正式にLMDが導入されたのは2005年度から。LはLicence、MはMaster、DはDoctorat。日本の大学に対応させると、解釈に個人差はあるものの、Lが学士過程、Mは修士課程、Dは博士課程ととらえることが多い。LMD改革はヨーロッパの約40カ国間で、従来は個々に存在した大学の就学課程・修了証書をひとつに統一するというもの。この制度により、例えば1年目はフランス、2年目はイタリア、と学びたい国が自由に選べるとされている。ただこの制度に対する奨学金制度の充実などは実現されていないという指摘もあり、お金持ちの生徒だけのもの、との声もあり、賛否両論。
 それぞれ取得の最短年数は、Licenceが3年間、Masterが2年間、Doctoratが3年間、Doctoratを取るのに最低8年かかることになる。ちなみに書類上などで「Bac+5」のように「Bac+数字」の表記を使う場合があるが、これは「バカロレア取得後大学で何年勉強しているか」を意味する。
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