●Square de temple (3e)
「この辺りの一番の短所を挙げれば、緑のスペースが少ないこと」と嘆くジュディットさんが、唯一心和める場所。木々が生い茂る小さな公園には、池の周りに花々が咲き、中心の野外音楽堂では無邪気に遊ぶ子供たち、ベンチではくつろぐ人々の姿が見える。すぐ隣には、壮麗な外観を誇る3区の区役所や、パリで最古の歴史を持つ、アンファン・ルージュの屋根付き市場がある。
7h30-21h30(夏)/ 17h30(冬)、土日は9hから。
音楽の日、今年でもう二十五年。
1982年、当時のジャック・ラング文化相が創設した「音楽の日 Fete de la musique」も今年で25年目。だれでも路上や広場で音楽を演奏したり、歌ったりでき、すべての人が音楽を楽しめる日、という当初の意図通り、数あるfeteのなかでも一番国民に愛されているものの一つだろう。 このフランスの発明はいまや世界中に広がり、約120カ国の何百という都市で〈音楽の日〉が行われているという。例年、なぜか天気があまりよくないのが玉にキズだが、今年も夏至に当たる6月21日、通りや広場、公園、カフェの前などで、プロ・アマにかかわらず演奏するグループを囲んで、リズムをとったり、歌ったり、踊ったりする人々の表情は底抜けに明るい。音楽は世界を明るくする!?(し)