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手作りの おしゃれで歩く パリのまち
 春の、柔らかい空気に包まれる気持ちのいい季節がやってきた。日も長くなり、公園の美しい花や噴水、そしてちょっとした散歩が心地よい。太陽に誘われて、外へ出る回数も増えていく。初めて通った道で見つけたステキなお店。そこで出会ったユニークなアクセサリー、アイディアいっぱいの小物などを見ていたら、ちょっとした工夫でもっと自分らしいおしゃれができるのではないか、とひらめく。お金をかける=おしゃれ、ではなく、手ごろな材料を使って自分で作ったものを身につけることこそ本当のおしゃれなのでは、という考えが浮かぶ。自分のアイディアを形にするのってとてもステキなことなのでは? そんなもの作りについて知りたくて、モードの専門学校に通う友人のもとを訪れた。
 彼女は、専門学校で主に服飾デザインや服のパターン(型紙)を勉強している。授業の課題で作った作品もたくさんあるけど、授業とは関係なく、ふくらんだアイディアをもとに作ってみたものも数多くある。例えば、週末にモントルイユの蚤の市で、掘り出し物を安く手に入れて、自分好みに変えてみる。柄だけが気に入った60〜70年代の大きなスカートを買って、サイズや形を作り変えたり、時にはワンピースにすることも。中古の靴は中敷を替えたり、ストラップをつけてみる。
 「美術館に行ったり、旅行したりして、新しいものを見るとインスピレーションがわく」という彼女。学校の課題のために生地を買いに行くと、自分用に作りたいものが浮かんでくるそうだ。インテリア雑貨も、形が気に入れば、購入して、ペンキで好きな色・デザインに仕上げる。
 好きなものについて語る時の、彼女の輝いた表情を見て、自分でものを作る楽しさを改めて知った。そう、ものを作るって、こんなに身近なことなのかもしれない。工夫ひとつで自分好みに生まれ変わる。創作意欲が掻き立てられ、週末に手芸の本を買って、思い切ってなにか作ってみようかな、と思い立つ。なにが作れるのか、あれこれ想像してワクワクした。(穂)

サンプル生地を縫い付けた帽子。

シェードも好きな布で作りかえ。

ストラップを付け足した靴と、中敷を替えたパンプス。
蚤の市で購入した大きなシャツをワンピースに。




大きなスカートをワンピースに。

スカーフ生地で作った小物入れ。

ビーズの入ったお花のブローチ入れ。


購入時にピンクだった器も、ペンキで自分好みに。
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