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パリ郊外ル・ランシーの高校生
ベニタ先生は最高。
 友人のジュリーに、先生たちを採点してもらった。
先生では誰が好き?
 「真っ先にあげたいのは文学のベニタ先生。いつも話しぶりや仕草が芝居がかっていて、とっても面白い。そして自分のふだん言っていることを、口だけでなくきちんと実現しているから、みんなに好かれている。授業だって私たちと一つになって進めるから、一所懸命になれる。冗談好きで(いつも面白くはないけれど)身近な感じがするし、時々、先生を携帯のカメラで撮ったりするんだけれど、わざと怒ったりするところなんかが可愛い。
 英語のボダン先生も、若くてダイナミックで好きだなあ。ジョーク好きで、それも英語でだったりして、勉強になる。でもかなりナルシストで、冗談めかしながら自分のことをほめてばかりいるけれどね。ちょっと古めかしいけれど、哲学の先生も悪くないな。バカロレアの哲学課目が終わったら、みんなでカフェに行こうと誘ってくれているしね。
4月1日は〈poisson d'avril〉だから、彼女の授業中に生徒全員が教科書をかたづけて立ち上がり、教室から出たんだ。そしたら先生、訳が分からなくて私たちの後を追ってきた。やばいなあ、怒られるかな、と思ったけれど、紙に描いた〈魚〉を見せたらニッコリ…。
きらいな先生はいるの?
 「もちろん! ドイツ語のノブレス先生。ドイツ語がうまくもないし、教え方も下手くそ。そのうえ意地悪だからお手上げ! 歴史のギラン先生も、授業は、説明の仕方がうまいし悪くはないけれど、とにかく性格が冷たくて厳しすぎるから、すごく損している。でもそんな先生ばかりでないから救われるけれどね」(インタビュー:ノラ)
ジュリー(文学系 2年生、16歳)


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