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●Dis a ma fille que je pars en voyage
 12年の刑に服すドミニクの監房に、3年の刑を下されたカロリーヌがやってくる。貧困をたくましく生きてきた雑草とブルジョワの生活に慣れたかよわい花、寝食を共にするうちに対照的な女二人の間に友情が芽生える。
 監房は間接的に二人の心を象徴している。外部から鍵をかけられ、自分からは決して開けられない空間。そして突然開かれる扉からの侵入を拒むこともできない。こうして「閉じ込められた」女同士が互いに心を開き、殺伐とした刑務所生活が人間的な温かみを帯びてくる。その様子が、ゆっくりと描かれる。悪魔のような監視人を呪い、労働で得た稼ぎが経費として搾取される、と悪口雑言を叩きながらも「刑務所生活って結構好きなんだ」と結論するドミニクに出所の日がやってくる。それは、ドミニクを外の世界から保護していた刑務所を出て、女二人の「甘(辛)い生活」から現実の世界に引き戻されることを意味し、そしてこの現実がドミニクにとってどれほどの重荷を持っていたかを私たちは最後に知ることになる。
 ドミニク役を演じるクリスチーヌ・ミュリロは、この役で今年のモリエール主演女優賞を獲得。またこの舞台の脚本、演出を手がけ、カロリーヌ役を演ずるドニーズ・シャレムは、同賞のフランス創作劇部門で評価を受けている。(海)
火-土21h、土マチネ18h。10-38
Oeuvre : 55 rue Clichy 9e 01.4453.8888


D A N C E
●Orphee et Euridice
 ドイツの振付家ピナ・バウシュの初期の名作が、パリオペラ座バレエ団のレパートリーに加わった。
 ギリシャ神話がベースのグルック作のオペラがバレエになったこの作品、オルフェとエウリディーチェ、アモーレ、三者の愛は、「踊る身体」そしてそこに寄り添う「歌う身体」によって綴られる。その歌声の主のたたずまう様に、どこか文楽の人形遣いのそれを思い起こされる。その声のかたわらに、恋人たちは引き裂かれた想いに身体を歪ませ、そして、物語は結末を迎える、群集の男女の連なる身体に見送られるように。その肉体のはかなさが、愛の、魂の永遠さの証しでもあるかのように思われる。(珠)
2日、3日、7日、8日、10日、11日、13日
14日、16日、17日、18日/19h30
5日、19日/14h30。7e〜130e。
Palais Garnier : place de l'Opera
0892 89 90 90 www.operadeparis.fr

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