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パリ郊外ル・ランシーの高校生
バカロレアはやるしかない。
 バカロレア(大学入学資格)の試験は6月10日から始まる。復活祭休暇だが、シビルは庭のテーブルで熱心に受験勉強中。
 「去年の一次の受験科目は、フランス語、数学、物理で、平均点よりちょっとだけ上という成績だったので、ちょっとプレッシャーはあるけれど、一所懸命に復習してそんな不安を感じないようにしている。母も、大丈夫よ、というだけであまりうるさいことを言わないので助かっているけれど、母は心理カウンセラーだから、もともとそういうことはうまいんだと思う(シビルさんは、母親と弟二人と暮らしている)」
バカロレアは役に立たないという意見もあるけれど…
 「バカロレアを通った後も何年も勉強しないと社会人になれないという点で、以前に比べるとバカロレアの価値は下がっているけれど、バカロレアなしでは将来の道がせばまるのは目に見えているから、やるしかない。みんなそういう気持ちだと思うなあ」
バカロレアに通ったらどこの大学へ行く予定ですか?
 「バカロレアの成績さえ良かったら、文学・哲学系のグランドゼコール準備過程prepasに行こうと思っている。将来の進路を決めてすぐに大学に入るより、pr姿asで一年間、広くいろんなことを学んだ方がいい、と母と話し合っている」
バカロレアの合格祝いはなあに?
 「ミシン! 縫い物が大好きだけれど、今までは家にミシンがなかったから手縫いだったんだ。きれいな生地を買って好みのデザインの服を縫えるのが楽しみ。一段落ついたら、カフカのような好きな作家をのんびりと読めるのもうれしいなあ」(インタビュー:真)




シビル(文学系 3年生)


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