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パリの子育て・親育て — 13
子供が生まれたし、治安が良いところへ。
 私たちの住まいはメトロ13号線ブロシャン駅近く。商店が多く便利だが、夜は目つきの悪い人たちが路上で群がっていることもある。子供もいることだし、そろそろ治安が良いところへ移りたい。
 そこでジルは友人、知人にアパートの情報を募り始めた。一方私は不動産屋をまわり始めたが、子供連れでは数がこなせない。そこで電話帳を握りしめ、片っ端から不動産屋に電話するという手段に変更した。30件位電話しただろうか、ようやくとある不動産屋が、条件に見合う物件があると教えてくれた。
 翌日、すぐに物件を見に行った。場所はパリに隣接するブローニュ。足を踏み入れたこともない地区だが、私は環境の良さで一目惚れした。「スノッブな地域は冷たくて嫌い」と言っていたジルも、実際に物件を目にし、日当たりの良さに惚れ込んだ。2週間後には不動産屋から正式に了承の返事も来た。ジルと歓喜で飛び上がったが、問題が一つ。10日後に引っ越しをするため、今住んでいるアパートに入居できる別の人を緊急に探さないと無駄にお金が飛んでいくことになるのだ。だが、日本人街にアノンスを掲示したことで、幸いすぐに日本人の女の子の入居が決まったのだった。
 行き当たりばったりのアパート探しだったが、これにてやっと決着。新居はちょっと広くなるので、ミラものびのび歩く練習ができるだろう。(瑞)

パリの真ん中にある小さな動物園。

 植物園内の動物園は、創設当時からの外観を保つ世界最古の動物園なのですって。知っていましたか? ヴェルサイユにあったオルレアン公所有の王立動物園の動物や、大道芸で禁止された動物たちを集めて5.5ヘクタールの敷地にこの動物園ができたのは1794年のこと。狭いため大きな動物は飼育できないけれど、約240種の哺乳類、270種の爬虫類、400種の鳥類が現在共存している。
 私の娘は、家の近くにあるこの動物園が大好き。幼いころは〈Petite ferme〉でヤギや鶏、子羊や子豚にえさをやり、今はサルのいる〈Singerie〉、トカゲのいる〈Reptiles〉とカエルや蛇のいる〈Vivarium〉を毎回必ず訪れる。
 植物園側からも見ることのできた人気者の熊たちが、この冬、突然小型の赤毛パンダに姿を変えた! 飼育担当者によると、大きくなった熊にはこの動物園は窮屈なのでトワリー野生動物園に居を移したのだという。なるほど、窮屈そうだったからなー。今はきっと幸せに暮らしているのだろう。トラなど野獣の餌付けは月、水、金、日曜のみの見学と決まっているけれど、ロバ、ラマ、ラクダなどに干草をあげるのんびりした光景には常時出会える。また、ここでは動物の生理学、習性学、病理学、遺伝学などの研究が盛んに行われたり、モンゴルに生息するモウコノウマや南米生まれのライオンタマリンなど、絶滅しつつある動物の保護が試みられているのはご存知? 小さくたって実に素晴らしい動物園なのです。(海)
La menagerie du jardin des Plantes :
57 rue Cuvier 5e M。Gare d'Austerlitz
毎日9h-18h開園。大人7€/4歳以上5
。約2時間の見学コースは01.4079.3600へ予約を。

●Musique populaire bresilienne
 Cite de la musiqueで〈ブラジル大衆音楽〉展が開かれている。南米のインディオの音楽に、奴隷として連れられてきたアフリカ人の音楽、そして移民といっしょに海を渡ったヨーロッパ音楽が混ざり合って、ショーロ、サンバなどの音楽が生まれてきた様子が、イヤホンを通じてさまざまの音楽を聴きながら分かるようになっている。いつの間にか踊りたくなるような楽しい展覧会だ。(真)
6月26日まで(月休)。6.5€/3.2€。
Cite de la musique : 211 av.Jean-Jaures 18e
M。 Porte de Pantin www.cite-musique.fr

*5月28日、6月11日、25日(14h30-17h):
7歳から11歳の子供たちは、伝統的な祭り〈Fete du boeuf〉に、さまざまな打楽器を演奏しながら参加できる。5€。

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