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Quartier まちの風景
—古時計専門の修理アトリエ—
時計はフランスの歴史を背負っている。
薄暗い部屋の壁や棚には年代物の時計がひしめく。一列に連なる机に向かい、フィリップさん、ガブリエルさん、そしてパリに一つという時計学校から来た研修生が作業中だ。「この仕事は目が辛いねえ」、フィリップさんはぽつり呟く。バックミュージックはもちろん針の音。いつもはせかされるようなこの音が、ゆったりと聞こえてくるのが不思議だ。
誰もがテクノロジー業界に憧れた70年代末、フィリップさんは時代の流れに逆らい、修理工を志し時計会社に入社する。ここでガブリエルさんと出会い意気投合、89年ブローニュ・ジャン・ジョレス駅近くに、二人でオー・ド・セーヌ県で唯一の古時計専門の修理アトリエを立ち上げる。以後17年間、ひたすら机に向かい、時計とにらめっこの日々だ。
「単調? とんでもない。毎日、いろんな時代の時計に会えるのだから。修理の仕方も一つじゃないから、まだまだ毎日新しいことを学んでいるよ」。今日もムドン市の公務員が、役所内の古い置き時計を大切そうに抱えてやってきた。一日に直せるのはせいぜい一個。中には40時間以上かかるものも。そして一度直してしまえば、同じ時計はほぼ戻って来ない。戻って来ても10年後がいいところ。「一期一会」ということか…。
フィリップさんは、個性豊かな面持ちの古時計たちを一つ一つ紹介してくれる。「時計はフランスの歴史をそのまま背負っているものなのさ。刻まれたモチーフや針の形、文字盤の取り付け方などで、作られた時代がすぐにわかるよ」。中でも彼のお気に入りは、時計の裏側も全て黄金色に花や鳥の絵が描かれたルイ15世時代のものだそう。
だが時計のもう一つの個性は、外からは見えない中身にある。修理のため時計の内側を見ると、いつの時代に誰がこの時計を作り、修理したかが刻まれているのだ。だからフィリップさんも修理後は自分の名前を刻む。「また次の世紀の修理工が、僕の名前を見つけると想像すると楽しいよね」。やっぱりこのアトリエ内では、時間の流れ方が外界とはちょっと違うようだ。(瑞)
*古時計を見るなら…
スイスのラ・ショード・フォンの時計博物館のコレクションが素晴らしいが、パリのArts et M師iers博物館、数は少ないがルーヴル美術館、ヴェルサイユ宮殿でも貴重な時計が見られるとか。
Le Musee des Arts et Metiers
60 rue R斬umur 3e 01.5301.8200
M。Arts-et-Metiers 10h-18h 月・祝休)
antivol
パリの自転車やバイクの盗難防止装置のごつさにびっくり。自転車と不釣り合いなくらいに太いチェーンや鉄棒。時にはそれが二つも絡まっていたりする。要するにそれだけ盗難が多いということ。ボクらのまわりにも必ず盗られてしまった人がいる。前輪はすぐにはずされてしまうので、車体あるいは後輪に絡めるのが大切とのこと。中には、サドルをはずしてしまって盗難対策という人もいて「もう本当にこりた!」という叫びが聞こえてくるようだ。盗る気も起こらないようなボロ自転車に乗るのがいいという人もいる。
それでも盗られてしまう。友人はモビレット(小型バイク)を交通標識の金属柱につないで置いたのだが、戻ってきてみると、その金属柱がみごとに電気ノコで切られて、モビレットの影も形もなし。敵もさるもの!(真)
Donormyl
寝付きの悪い人、夜中によく目が覚めてしまう人向けの鎮静用抗ヒスタミン剤。錠剤と水に溶かす発泡性剤とがある。どちらも就寝15分前に半錠から2錠服用するが、はじめは半錠に押さえたい。服用をやめるときは、少しずつ量を減らすことだ。継続的な服用は避けたい。この薬を服用する時はアルコール飲料、コーヒー、お茶などは禁止です。緑内障の人、お年寄り、15歳未満、また睡眠効果が長引くこともあるので、運転する人なども服用を避けたい。不眠状態が長引く時や心理的原因と思われるときは医師の診断を。
熟睡するためには、昼間運動をすること、就寝前は読書などで心を安らげること、一定の就寝時間を守ることが大切です。4.50euros。(ア)
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