|
抱っこするのも 怖い。 |
|||||||||||
| イースターの日、娘は身長49cm、体重3260gで誕生した。澄んだつぶらな瞳で、初めて目が合った時は胸がキュンとした。新生児の容姿など「お地蔵さま」に違いないのだが、自分の子供とは思えぬほど可愛い。親バカというのはすぐに始まるものと知った。出産当日はかなり休めたが、翌日からは早速子供の下僕となる。授乳、おむつ替え、沐浴のコツから、飲ませる薬、おへその手入れ法まで、覚えることは山ほどある。ジルと一緒に助産婦の言葉を必死にメモする。 フランスでは生後3日以内に出生届けを出すので、彼もすぐに区役所に出かけて行った。みらは、フランス語で「MILA」となる。日本人の私には「MILA」でも「MIRA」でも同じに見えたニが、彼にとっては「発音が違う」と大問題だ。 入院中は、親族や友人が次々にやって来てくれた。多くは子供の顔を見るなり「パパ似だね」と判を押す。そのような気は薄々していたが、そう皆に言われるのも悲しいものだ。会陰切開跡の痛みと、母乳も止まりそうな、病院のまずい食事に顔をゆがめながらもめまぐるしく時は過ぎ、4日目に母子ともに無事退院となる。娘を抱っこするのさえも怖いのだが、これからはジルと二人だけでやっていかねばならない。サボテンでさえ例外なく枯らしてしまう私に、果たして24時間態勢の赤子の世話ができるのか。奮闘記は続くのだった。(瑞) |
![]() |
||||||||||
|
|
|||||||||||
| 子供たちも楽しめるカバン展。 | |||||||||||
●Le cas du sac カバンの起源は、紀元前3000年に遡る。人々はベルトにバナナ型の袋を縫い付け、背中には草を編んだ籠を背負っていた、という。1991年にアルプスの奥地で発掘されたというこの男性のカバンの中身は一体何だったのだろう? カバンを持つ、という行為は、自分の身の回りの物を持って移動すること。そういう意味では、遊牧民が馬やらくだにつける鞍だってカバンだといえる。中世期に存在した頭陀袋や巾着は、ルネサンスに入ると色も形も洗練され、そしてまた時を経て現在のファッションクリエーターたちによって蘇る。子供たちが気に入りそうなのは、20世紀初めの子供の「おやつを入れるカバン」、(本物の!)魔女たちのカバン、犬や猿、オマールえびにチェスの駒などさまざまな形と色をしたカバンたち。傘や手袋と一体になったカバン(ジャン=ポール・ゴルチエ作)もアイデアが面白い。 「プロと趣味のカバン」というコーナーでは、郵便配達夫、水道工事人、看護婦、羊飼い、狩人、ワイン製造者など、色々な職業用のカバンが展示されていて、社会科見学のよう。約500点のカバンが勢ぞろいしているが、展示台が腰高に設置されているため、背の低い子供をいちいち抱き上げながら見学するのが少し大変かもしれない。展覧会と並行して、4-6歳、7-12歳、10-14歳と年齢別の、子供向けアトリエもある。(海) Muse de la mode et du textile : 107 rue de Rivoli 1er 01.4455.5750 www.ucad.fr 2005年2月20日まで(火-金11h-18h 土日10h-18h 月休)。4.5€/6€。 |
●Kapla![]() 子供から大人まで楽しめる積み木といったらカプラです。ランド地方の松の木から作られた、厚さ約0.7cm、ヨコ2.3cm、タテ11.8cmに統一された長方形の積み木だ。最近は赤や青に塗られたものもあるが、オリジナルの白木で木目が見えるものの方が想像力をかき立ててくれる。表面はなめらかで、角度もきちんと90度に作ってあるから安定がよく、面白いように積み重ねていくことができる。幼児なら、ただ高く積んでいけるだけで楽しめるし、大きくなったら、お城、塔、橋と手の込んだものにアタック。そんな作品たちを写真で記録しておくこともおすすめだ。(真) *白木200個入りが44.95€(Fnacで)。 青/赤・オレンジは40個入り19.95€。 |
||||||||||
|
|
|||||||||||
|
|||||||||||

カバンの起源は、紀元前3000年に遡る。人々はベルトにバナナ型の袋を縫い付け、背中には草を編んだ籠を背負っていた、という。1991年にアルプスの奥地で発掘されたというこの男性のカバンの中身は一体何だったのだろう? カバンを持つ、という行為は、自分の身の回りの物を持って移動すること。そういう意味では、遊牧民が馬やらくだにつける鞍だってカバンだといえる。中世期に存在した頭陀袋や巾着は、ルネサンスに入ると色も形も洗練され、そしてまた時を経て現在のファッションクリエーターたちによって蘇る。