テニスのねらいは、簡単にいえば、相手がボールをうまく返せないようにすることだ。そのために、各選手、秘術を尽くす。マイケル・チャンのごとく意表をついて "servir a la cuillere(匙ですくうような下手投げ風サービス)"、あるいはボレーを決めるために "monter au filet(ネットによじ登る→ネットダッシュ)"。"couper la balle(ボールを切る)" プレーヤーもいる。特に、こま切れにされたりしたボールを返すのは至難の業だ。おっと、これは冗談。そんな風にスライスされたボールは球すじが低くなり、逆に "lift(あっ、これは英語! トップスピンのこと)" なら、バウンドした後ボールは高く遠くへと弾むことになる。
pedaler en danseuse
ツール・ド・フランスはフォローできても、ファンたちの会話についていくのは大変だ。サドルにしっかりすがりついていないと、あっという間に振り落とされてしまいそう。選手は、山を登るときは "en danseuse(ダンサーのごとく)"、下るときは "la tete dans le guidon(ハンドルに頭を突っ込んで)"、平坦なロードでは、できたらの話だけれど "sucer la roue(車輪をなめる)" ように。でないと砂利をかむことになってしまう。