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環境を考えるとこんな生活になる。 |
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| すべてが人工的なディズニーランドと対極をなす施設だ。1994年、アルプス山脈とヴェルコール山地の間に位置するモンスで産声をあげた〈Terre Vivante〉は、人間と環境との関係に注目し、エコロジーを生活に最大限に持ち込んだ実践の場。エコロジーの研究や出版活動に携わっていた人々が、「理論より実践を」と、20ヘクタールの壮大な研究所を創設したのが始まり。環境問題に興味を持っていても、真のエコロジー的生活がどのようなものか、実際に見る機会は少ない。一般公開されているこの施設を散策すれば、エコロジーの思想に根付いた生活を身近に感じることができる。 早速敷地を歩いてみよう。まず住居の見学。建物は木やレンガ、わらなどで建てられている。壁には断熱、防音用にリサイクルされた紙や、植物繊維からできた板がはめ込まれる。屋根にはソラーパネル。トイレは腐植土を使ったエコトイレだ。また21世紀の大きな環境問題の課題となる水だが、ここでは葦(あし)をフィルターにしてリサイクルをしている。 庭園にはもちろん野菜や果物、樹木や花々が広がる。面白いのは植物間の配置が重要ということ。例えばマリーゴールドはトマトを寄生虫から守ってくれるので、一緒に植えると良いのだという。 それからエネルギーに関する常設展示室〈maison des nega-wattes〉にも足を踏み入れたい。私たちは皆、エネルギーの大量消費者だという事実に、改めて思い知らされてしまう。ここでは普段の生活における快適さの水準を下げることなしに、簡単に実践できる節電、節水の工夫を多数紹介している。皆のちょっとした努力があれば、ただちに6、7カ所の原子炉が必要なくなるのだ。昨年フランスを襲った猛暑のせいでエアコンを設置した人も多いだろうが、エアコンが排出するガスで、温室効果が促されるという事実を知っている人はどれだけいるのだろうか。 もし車で近くを通ることがあれば、ぜひ立ち寄ることをおすすめしたい。21世紀の地球の住民として何ができるかを考える良い機会になるだろう。ここを訪れた後は、木製のエッフェル塔の回りに、鳥が舞い草木が広がるエコ都市パリの姿を思わず夢想してしまうのだ。(alex) |
![]() Terre Vivante : Domaine de Raud, 38710 Mens 04.7634.8080 www.terrevivante.org 5月から10月末までオープン(10 h -18h)。 入場料5euros/7euros(18歳未満無料)。 |
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