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パリの子育て・親育て — 5
マタニティスイミング!
 妊娠中、最後のイベントが出産準備講座とマタニティスイミングだった。どちらもベビーブームのあおりを受けてか、臨月に入るころようやく参加できた。講座は、助産婦が、「分娩のプロセス」、「呼吸法」などを数回にわたり授業する。「分娩室見学」もある。ジルも会社を早退し、積極的に参加してくれた。人数は毎回10人ほど。参加者の中で数少ない男性のジルは、他のどの妊婦よりもテンションが高く、助産婦を質問攻めにしていた。助産婦は、近年フランスの出産が医療に傾き過ぎていることを指摘。例えば90%以上の妊婦が出産時に麻酔を使うが、これは欧州で最も高い比率だという。医者や薬の力に頼り過ぎず、自分で産むという気持ちこそが大切なのだと知った。
 一方、スイミングの方は、水の中で簡単なエクササイズをするというもの。小さいプールに4、5人もの臨月妊婦が集まると、トドの集会のようで迫力があった。講座で得た知識もさることながら、他の妊婦の存在そのものが出産への不安を取り除く効果があった。講座、スイミングとも満足できる内容だったが、結局両方とも最後は移動が辛くなり、通うのを断念してしまった。やっぱり臨月からのスタートというのは遅すぎると思う。とはいえ、フランスは両方とも社会保険で払い戻しがきくから、この際目をつぶっておこうか。(瑞)

ひょんなことで公園散策に変更。
●サン・クルー公園

 娘とサーカスを見に、パリを横断してセーヴルまで来たけれど、あまりの晴天に客が集まらず、興行は中止。いったい何をしよう? そこで日陰を選びながらサン・クルー公園を散策することにした。
 460ヘクタールもあるこの公園には、1870年までお城があったのをご存知? そこにはかつてはマリー・アントワネットやナポレオンが居を構えていたそうな。そう、サン・クルー公園はとても由緒ある場所なのです。公園へは近隣の市(サン・クルー、セーヴル、ヴィル・ダヴレー、マルヌ・ラ・コケット、ガルシュ)それぞれからアクセスできるようになっている。この公園のいいところは、車で入れ(有料)、自転車でも散策が楽しめること。子供たちには、滑り台やブランコのような遊戯施設やギニョール(01.4821.7537)、小さな農場もあり、最近パリ市の公園で注意されることが多くなったボール遊びも許されている。
 ル・ノートルが設計したという庭園と緑濃い森で日ごろ疲れた目を癒し、バロック様式の噴水や滝で涼をとる。気持ちいいな〜。ところがわが娘は? といえばパリのパノラマが360度楽しめる大きなテラスterrasse des orangersには少しも興味を見せず、ひたすらタンポポを摘んでは綿を飛ばしてご満悦。今日は偶然の散策だったけれど、この次来る時にはぜひお弁当やいろいろな遊び道具を携えて一日がかりで来たい。(海)

Parc de Saint-Cloud : 01.4112.0290
地図など詳細は公園友の会HP :
http://parc.de.saintcloud.free.fr/index.html
10月末までは7h30〜21h開園。メトロ9号線でPont de SvresかPont de St-Cloud。
●Le Chat du Rabbin


 ユダヤ教祭司の家の飼いネコは、祭司の娘ズラビヤに恋している。そのネコ、ある日、口うるさいオウムを食べてしまうが、とたんに口がきけるようになる。ネコは祭司に「ユダヤネコなんだからきちんとユダヤ教にのっとった成人式をやってほしい」と頼み込む。このどこか滑稽で不条理なシチュエーションに笑っているうちに、ボクらからは遠い存在に思われていたユダヤ人たちにだんだん親しみを感じるようになる。わかりやすいフランス語なので小学校の高学年からだいじょうぶ。
 スファールの描く各キャラクターは生き生き、生き生き。地中海が見える町の通りからは、ジャスミンやオレンジの花の香りが漂ってきそうだ。(真)

Dargaud社
9euros
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