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パソコンの祖先?ジャカード機を見学。 |
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| 今号はオヴニー社会科もリヨンからお届け。リヨンの伝統産業である絹織物のアトリエを訪れてみた。迎えてくれたのはルドヴィックさん(48)。18歳の時に絹織物に魅せられ、先人たちの薫陶を受け修行。以来この道一筋30年。2年前、旧市街に念願のショップ兼アトリエ "Soierie Saint-Georges" を構えた。 店の奥のアトリエに進むと、19世紀初頭の大きな織機が何台も並んでいるのが目に入る。真ん中の機械に彼が ゆっくり近づくと、観光客が彼をぐるりと囲み出した。これから実演が始まるのだ。薄暗い室内に灯されたランプの明かりが彼の真剣な表情を浮かび上がらせた。ガタン、ガタン。時おり派手な音をたてながら、忠実なしもべとなったジャカード機は、艶やかな色を丹念に織っていく。 ジャカード機はリヨンの絹織物史を特徴づけるものだ。1804年にJ.M.ジャカールが発明したこの機械は、パンチカードのおかげで一度にタテ糸だけを選択でき、複雑な模様も簡単に織ることができるのだ。作業も一人で可能となったことで、絹織物産業全体の流れをも変えた。一説によるとこの機械、パソコンの発明にも影響を与えているとか。クロワ・ルース広場には、銅像となって市民を鼻高々に見下ろすジャカール氏その人の姿がある。 さてショップに並ぶルドヴィックさんの作品を拝見。玉虫色に輝くネクタイ、ショール、スカーフ類は、身につける人を上品に見せてくれそうな品物ばかり。日本にいる家族に送ったら喜ばれそうだ。「現在リヨンで実際に商品を製作しているアトリエは3つだけです。中でもアトリエを一般公開しているのはここだけです」。ほかにも絹織物のデモンストレーションが見られるところはあるのだが、実際に製作をしているわけではないという。 ルドヴィックさんが製作と販売両方に関わっているおかげで、商品の値段も安めなのがうれしい。「今年の人気の色は緑やパステルカラーです。そういえば、画家のラウル・デュフィも優秀な絹織物のデザイナーでした。でも18世紀のフィリップ・ド・ラソルの作品も素晴しいですよね」。そうですか。それならば彼らの作品が見られるというMus仔 des Tissus織物博物館にも寄ってみようかな。(瑞) |
![]() Soierie Saint-Georges : 11 rue Mourguet 69005 Lyon 04.7240.2513 火〜金 10h-12h/14h-19h、土 10h-20h Musee des Tissus : 34 rue de la Charite 69002 Lyon 04.7838.4200 www.musee-des-tissus.com/ 月・祝休 10h-17h30 |
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