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Marie-Pierre Macia
パリで映画祭を組織運営する。
 昨年から始まった、パリ中の映画館を使って500本もの作品を一気に上映するメガロな映画祭〈PARIS CINEMA〉を組織運営する、マリー=ピエール・マシアさん。「この催しは、従来の映画祭とは発想が違って、興行・配給といった業界との連携プレーで夏場も映画館から客足が遠のかないようにしようという試みなの」。いうなれば映画館の夏枯れ防止策だ。
 16歳で映画に目覚めた彼女のシネフィル人生はとてもユニーク。20歳で憧れのパリにグルノーブルから上京。9区の屋根裏部屋に住んで、映画学校に通いながら映画館でバイトして、暇な時に映写技術を教えてもらって、幸運にもシネマテークに映写技師の職をゲット。やがて給費を得てアメリカ各地のフィルム・アーカイヴで修行。サンフランシスコ映画祭のキュレーターとなってサンフランシスコに10年住んだ。
 「街としてはパリの方が断然魅力的。でもアメリカのシネフィルたちのファミリーな空気がとても居心地良かったの。フランスのシネフィルって派閥があってライバル意識があってスノッブでしょ」。95年からは、パリのForum des imagesで、世界中からフランス未公開の話題作を集めた映画祭〈RENCONTRES〉を始めて、パリとサンフランシスコを行ったり来たりの生活。99年にカンヌ監督週間のディレクターに就任してパリに完全帰還。
 10年振りに戻ったパリは「タクシー運転手の応対が良くなってた。全体的に人々の態度が以前より横柄でなくなってたわ。経済状況が厳しくなったから気取ってる場合でもないんでしょうね」。趣味はウォーキング。好きなコースは、住まいのあるモントルグイユ(2区)からセーヌを渡ってカルチエラタンやサンジェルマンを巡ってモンパルナスまで。または、マレ地区の方へ向かってヴォージュ広場を抜けてバスチーユまで。モンマルトル方面へ昇ることも…。「西側は苦手」。今更ながら「パリって美しい!」と感嘆する時がある。「小さな商店が消えてチェーン店ばかりになって、パリらしさが失われていくのが淋しいわ」(吉)
「小さな商店が消えて、パリらしさが失われていくのが淋しいわ。」

PARIS CINEMA(6/30〜7/13)
各地区ごとに1軒の映画館が参加。その映画館の個性にあったプログラムを提供。(吉)のおすすめは、Forum des imagesで開催される〈RENCONTRES〉の中のBBC特集。スティーヴン・フリアーズ、ケン・ローチ、マイク・リーの処女作の他、幻の監督、アラン・クラークの作品が観れるまたとないチャンスです。

*詳細はサイトを参照してください。
www.pariscinema.org/fr

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