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「あっ、陽性だ!」 |
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| 予期せぬ妊娠だった。子どもも家事も苦手な私の人生設計に、「出産」の二文字はなかった。一緒に住んで4年になるジルとも、子どもについて話したこともなかった。だから薬局で妊娠検査薬を買い陽性反応が出た時は、彼と顔を見合わせ笑うことしかできなかった。 その後、産婦人科で妊娠中の太鼓判を押される。妊娠が現実になると、今度はどうしてもおなかの子どもに会いたくなった。 彼の方も、20代半ばでパパになるという予想外の未来を受け入れ始めたようだ。さっそく彼の両親に電話報告。感激屋の二人は涙を流さんばかりに祝福してくれた。続けて日本の母親にも連絡。無条件で喜んでくれると思ったが、「結婚もしていないのに…」と冷ややかな反応。「非摘出子」という言葉が冷たく響く祖国が、急に遠く感じられた。 妊娠3カ月目になるとツワリを感じるように。よく漫画などにあるように「うっ」と口を押さえトイレに駆け込む姿にどこか憧れていたが、残念ながら経験できず! この時期は冷やしうどんや刺身など、のどごしのいい和食を求め、オペラ座近くの日本人街によく通った。また欧州で健康食として市民権を得ているミツバチ花粉pollenも、粉っぽくてまずいが無理して食べ続けた。 妊娠前に手放せなかったタバコも、煙さえ気持ち悪いと思うようになってしまった。おなかの子が拒否してくれたのだろうか…。(瑞) |
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| マンモスといっしょに記念撮影。 | |||||||||||
| ●Au temps des mammouths 「マンモスは海中に生きていた?」など、骨はあれども姿は誰も見たことのないこの動物をとりまく伝説は、シベリアをはじめとし各所に存在していた。象のいとこ(先祖ではない)にあたるこの動物に、マンモスと公式な名前がつけられたのは18世紀のこと。 入り口すぐのところにマンモスのおちんちんと心臓がある。氷河に覆われるシベリアは、そのまま完璧な氷結システムで、今でもマンモスが良い状態で発掘されているのだそうだ。1804年冬に、不気味な氷の塊(骨と牙)に目をつけた漁師は、氷が溶けた夏の終わりにそれを引き上げ50ルーブルで売った。この時見つかったマンモスは、今サンクトペテルブルグの博物館に完全な形で展示されている。 体長70センチほどのマンモスの赤ちゃんのミイラは頼りなげで愛らしい。人の髪の毛のようにふわふわしたマンモスの毛や、マンモスの足など、今から2万年前に絶滅した動物とは思えないほどで、マンモスが身近に感じられる。ネアンデルタール人や私たちの先祖がマンモスとどのようにつきあっていたのかも、「マンモスは捨てるところがない」などとわかりやすく説明されている。最後にはマンモスといっしょに記念写真。私の娘はこれをいちばん喜んだ。マンモスの似顔絵コンテストも行われていたり、幼児から大人までが楽しめるよう工夫されている。2005年1月10日まで。(海) |
![]() Museum National d'Histoire Naturelle : 36 rue Geoffroy Saint-Hilaire 5e (火休) *子ども用に発掘現場の体験や デッサンなどのアトリエがあり、 映画上映や講演も開催される。詳しくは http://cimbad.mnhn.fr/mammouths/ で。 |
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