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BOBOってな〜に?
パリのタウン情報誌〈Zurban〉の最新号の表紙です。「BOBOのロビーイング。庭付きのロフト、車両通行止めの小路、静かな隣人たち、彼らはそれらすべてを望み、手に入れる」と見出しが振ってある。ところで、BOBOってな〜に?
前号の本のコーナーにも出てきたように、boboはbourgeois-bohemeの略語で、ボヘミアン的なブルジョワということになる。Zurban誌によれば、パリなどの都会に住む30代、40代で、会社の幹部やジャーナリストなどの自由業に就いている裕福な階層。とはいえ、彼らは、7区、16区などの閑静で治安がいいだけが取り柄の住宅街には住みたがらず、庶民的な雰囲気がまだ残っている、パリ東北部の10区、11区、20区、モントルイユなどにある町工場や商店などを買い取って、広々とした住宅に改造して住みついている。
移動は車より自転車、赤ん坊には大きな三輪の乳母車、エスニック・レストランによく通い、ソフトなワールド系の音楽を聴き、ドラノエ市長に投票し、一見ラフな格好をしているがブランドもの…そういえば、ボクらの周りにもこういう人種が増えているような気がする。サン・マルタン運河やベルヴィルのラ・マール通り界隈を散歩していると、指を折って数えたくなるくらいだ。
近くにガレージや高層建築など、自分たちの環境を破壊する計画が持ち上がると、彼らは即座に立ち上がり、反対のビラを作り、市に陳情に出かける。そして、この陳情運動は、現在のパリ市の環境重視の政策と重なることが多く、強い力を持つ。
それだけなら、boboの生き方に拍手したいくらいだが、問題は、boboが進出するにつれ、パリ東北部の地価が高騰し、家賃は上がり、移民を初めとする貧しい人たちや職人さんたちは、ますます郊外に追いやられているという状況だ。そのうえ、10区の区会議員の話によれば、低家賃住宅などの建設計画に真っ先に反対するのも彼らだという。
こうした傾向が続くと、パリからはますます生活の匂いがなくなり、庶民たちは姿を消し、
1区のモントルグイユ通りのごとく、歩行者天国とブチックとエスニックレストランが溢れるだけの街になっていくのだろうか?(真)


Zurbanは、毎週水曜日発行のパリのタウン情報誌。音楽や展覧会のチョイスにも納得できるし、映画情報も完備。特集記事も視点が面白い。0.80euros

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