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 夏以来、東欧を皮切りに中国、南仏と洪水が多くの国々を襲った。フランスだけでも洪水による被害は年々増える一方だ。
 地球温暖化が問題視されるようになって議論は続くが、時間が経つばかりでこれといった解決策は見出されていない。今回数々の国に被害者を出した洪水は、手後れになる前になんとかしなければというメッセージを私たちに投げかけているようだった。
 問題を解決するには一人一人の環境保護に対する意識が高まらなければいけないのだが、5月に行われた大統領選挙でのエコロジストの敗北ぶりを見ても分かるように、フランス人の環境保護に対する意識は、解決にはほど遠いところにあるのが証明された。
 人々の関心はいつの時代も、まず経済の立て直しとそれに付随する豊かな暮らしに向けられている。まずはこの問題を解決しないことには、環境問題など考える余裕も出てこないのだろうか。科学的に証明されている海抜、水温の上昇、オゾン破壊など一時的にメディアで取り上げられても、それはニュースの一つとしてやがては消えていくのが現実だ。
 べつに大それたことはしなくても、今日から何か一つ小さなことでもいいから環境を保護するようなことをやっていけば、何か変わっていくのではないだろうか。(サシ)

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