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戦争やテロ報道の難しさ。
 湾岸戦争の時に私たちは戦争の生中継というのに驚きましたが、今回の米国での同時多発テロ事件は、まさにテロリズムの生中継でした。ただテロリズムはもともとメディアを当てにしているという一面があります。今回のようなテロリズムが始まったのは60年代からで、自分の国の中で闘うだけではなく、旅客機を乗っ取って世界のあちこちにクラッシュさせました。こうした光景が衛星テレビで全世界に報道されるようになりました。 
 これは報道する側としてはなかなか難しい点があります。一方で、目前に起きている事件をできるだけ生々しく伝えなくてはいけません。もう一方で、戦争やテロリズムの報道はどうしてもワイドショー的になりがちで、だんだん細部や余計なことまでを伝えるような方向に転がり込んでいきます。
 9月11日以降の報道に関しても、全世界のテレビ局はこの問題に直面しました。欧米のテレビはアメリカの対テロリズムの戦争を支えましたが、アラブ諸国のテレビは反アメリカと反イスラエルの方向に向かいました。こうした報道姿勢が、一般視聴者を事実からますます遠ざけ、テロリズムと戦争はますます避けられないことになります。ビンラディン氏追跡が欧米ではシリーズもののようになっていますが、ムスリムの国々では彼は殉教者になるかもしれません。こうして、テロリズムの大事件はなかなか終わらないのです。(クロード)



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