レストランやライブハウスのペニッシュが並ぶ新国立図書館わきの岸辺に、真っ赤な灯台船"Batofar" (この名前はもちろんBateau Phareからきている) が出現。 この灯台船、ワールドミュージック中心のプログラムを組んでいるGuinguette Pirateの姉妹船として、1年がかりで改造され、2月中旬からテクノクラブとして営業開始。「ブルターニュ沖で灯台船を見て以来、セーヌ河に浮かべたらなんと突飛でおもしろいだろうと、スタッフ全員でヨーロッパ中を探した」と、広報担当のクリスティーヌさんが説明してくれた。 灯台船はヨーロッパに20隻しかなく、ほとんどが博物館として保存されているが、1957年から65年までアイルランドで活躍していたオスブレー号を5年契約で借り受けることに成功。鋼鉄船のイメージに合わせ、エレクトロニクス・ミュージックをテーマとしている。音楽を通じてヨーロッパ統合を実現しようと、ベルリン、バルセロナ、ブダペストなど6つの都市からアーティストを招いて、コンサート、DJ、展示、ワークショップを2000年末まで企画している。 ステージ前のスペースは、立ち見で約200人が音楽を聞ける。そして船底には細くて狭いメタリックなふたつのバー。毎晩9時からは、ハウス、テック、ヒップホップのライブ演奏がある。「バトファ」の役割は、パリの夜の文化に新しい輝きを与えることのようだ。夏からは甲板がレストランとしてオープンする。
(尚)